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スマートフォンについて2010

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スマートフォンが巷で騒がれています。さてスマートフォントとは?
また今後どのように普及していくのか。
項目ごとに説明できたらまぁ素敵かと思い。斯く斯く然々。喧々囂々。(2010年8月8日時点)

スマートフォンのスマートとは、「細い」ではなく「賢い」が正。

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▼目次(項目ごとにページ内リンクします)

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■スマートフォンの定義

スマートフォンの定義は広義でなかなかわかりづらいですが。。こんな感じの仕様ではどうでしょうか。
オープンOS、大容量メモリー、強力なプロセッサ、アプリケーションの追加が自由に可能、大画面、ストレート型、タッチパネルである。
裏面が無駄に研磨されていてツルツルである(端末にもよりますが)。

従来の端末に比べエンターティメントのあるコミュニケーション端末へと移行している傾向があるのでは。
定義が広いため携帯のみならず、電子書籍のキンドル、多機能性プレイヤーとしてアイパッド、ゲーム専用端末などではWiiのワイファイなども含まれるのかもしれません。様々なマーケットのプレイヤーが参入することで、スマートフォン業界は多くの分岐と発展がありそうです。


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■スマートフォンはどれくらい普及するのか

ナノ携帯研究社データによると、スマートフォンの市場2012年国内出荷台数は365万台出荷されているという固めの推移をしている。
しかしながら、この数字自体は現在越えているのではないだろうか。
なぜならば、現在2010年の大手アプリ配信会社のスマートフォンアプリのダウンロード数は3百数十万という数字が公表されている。

また一例だけでなく、もうひとつの例として、MCTCデータによると、2012年段階で1千万台を超えるであろうという推移統計を出している。
この数値は現状の出荷台数を350万台とすると的を得ているのでは!?

各キャリアからもスマートフォンは続々と出荷され、ユーザーが持つ携帯端末も従来の携帯端末からスマートフォンに緩やかに移行して行くのでしょう。端末価格も従来携帯よりもスマートフォンの方が安くなる事が想定出来ます。需要と供給の関係が逆転する時期が発生するため。例としては過去に1円携帯があったように。
また、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)側もスマートフォンの出荷台数を増やし従来端末からスマートフォンへの移行を促したいはずである。端末購入費と通話料金体系の引き上げが目的。
ちょうど、アナログ放送から地デジ放送への移行と似ているかも知れません。やや比喩が遠いですが。。


【 2010年末に発表されたケータイ端末市場の動向 】

2010年末に発表されたケータイ端末市場の動向

2010年度携帯電話市場全体出荷数:3,730万台

▼ 2010年3月キャリア別シェア

・ docomo : 5,569万2,500件
・ au : 3,156万7,200件
・ SoftBnak : 2,199万8,000件
=総数:約1.1億件

▼ 2010年12月末までのスマートフォン販売予測台数

● iOS
・ iPhone : 450万台
● Android
・ docomo : 130万台
・ au : 50万台
・ SoftBnak : 10万台

ケータイ端末の契約台数は、1億1千万台でそのうち6%がスマートフォンユーザーとなります。各キャリアの販売予測から、2011年末時点で20%近くまでシェアが伸びると予測しています。

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■世界で売れているスマートフォンは?

日本ではスマートフォンと言えば、iPhoneと言われるくらい売れ行きが好調ですが、果たして世界基準ではどのような結果なのでしょうか。

世界で売れているスマートフォンベスト3

実は世界でのスマートフォンという括りの中でのiPhoneの普及率は3位になります。
続いて2位はアンドロイド端末になります。ここ最近でアンドロイド端末の普及が進みiPhoneのシェアを追い抜いたそうです。
さて、気になる1位ですが、ブラックベリーが普及率No.1のようです。販売開始が早いという事もありますが、メール、電話のみに機能を絞りタイピングを重視したキーボード設計が、ビジネス、プライベート問わず多くのユーザーに受け入れられているのかもしれません。シンプルイズベストってことですね。(2010年8月8日時点)


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■スマートフォンの今後

イノベーター理論(※1)で考えると日本の人口が1億人だとすると2.5%はおよそ200万人~300万人になる。
現在のスマートフォンのユーザー数を考えるとiPhoneで300万人、エクスペディアでウン十万人、その他スマートフォンを合わせると400万人ほどになるだろう。スマートフォンの普及が1千6百万人になると、全体の16%ラインを越えるためより普及が拡大する。

しかしながら、携帯の電話の2台持ちをしている人が多く、余剰がなく、急速な普及は難しい。
普及の鍵は全体の16%というラインを越えるためには女性層への関心(主婦、女子高生)を高めないと結果は出づらい。
また、PCからインターネットを知るユーザーに対して、モバイルではサイトが見づらいと言ったユーザービリティの改善も行わなければならない。問題はなかなかあるものだ。

※1 イノベーター理論:
スタンフォード大学のベレット・M・ロジャース教授が提唱したもので、消費者の商品購入に対する態度を5つのタイプに分類したものです。新しい商品に対する購入の早い順から、1.イノベーター=革新的採用者(2.5%)、2.オピニオンリーダー(アーリー・アドプター)=初期少数採用者(13.5%)、3.アーリー・マジョリティ=初期多数採用者(34%)、4.レイト・マジョリティ=後期多数採用者(34%)、5.ラガード=伝統主義者(または採用遅滞者)(16%)の5つに分けられます。
この5タイプの割合は、ベルカーブ(釣鐘型)で表され、商品普及の累積度数分布曲線であるS字カーブと比較することによって、商品普及の重要なポイントが見出せます。イノベーターとオピニオンリーダーの割合を足した16%のラインが、S字カーブが急激に上昇するラインとほぼ一致することから、オピニオンリーダーへの普及が商品普及のポイントであることがわかります。ロジャース教授はこれを「普及率16%の論理」として提唱しています。(マーケティング用語集 MITSUE-LINKSより)


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■スマートフォン消費動向調査

日経BPデータによるとスマートフォンを購入したいというユーザー統計は以下のようになります。
購入する予定 0.5%
予定はないが購入したい 29.2%

スマートフォンを購入したいというユーザー統計

結果を見ると購入したいというユーザーは、全体の約30%と結構いるみたいです。


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■スマートフォンを使用しているペルソナ

アドモブ、日経BPによるペルソナデータ(顧客層のプロフィルを詳細に設定して架空の顧客モデルを作り上げるデータ=ターゲットになる顧客人物像の設定)はこん感じになります。

男性 41歳 会社員 年収650万 自由に使える一ヶ月のお金4万5千円
女性 31歳 会社員 年収400万
比率 7:3 男:女
ビジネスマン、ビジネスウーマン
平均年齢 39.3歳
会社員、会社役員
平均年収600万
音楽、読書、グルメ、旅行、映画、ちょっとアッパーな感じ。
自分の好みがはっきりしていて流行ものが好きな人達なため、購入意欲旺盛。
リーチするビジネスがあれば試す価値があるのでは。


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■スマートフォンの購入方法

ドコモのライブデータによると、スマートフォン購入ユーザーは2種類の購入方法に分かれるそうです。

スマートフォン購入ユーザーは2種類の購入方法に分かれる

新規のスマートフォン購入 20%
買い増し(2台持ち) 80%
男女比 7:3
20、30代がメイン
結果を見るとスマートフォンの単独使用ではなく、従来携帯との2台持ちのユーザーが多い。


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■スマートフォンのユーザービリティ

アドモブデータによると、
通常のウェブサイト(PC)をスマートフォンでアクセスされるPV数(ユーザーがページを閲覧した回数)を1と考えると、スマートフォン用にリサイズして見やすくしたサイトは2倍のPV数になる。また、それ専用にアプリを開発し見やすく施策して行くとPV数は10倍になる。
ユーザービリティが向上すればPV数が上がり、ページの信用性が向上しSEO施策に繋がり、結果的にまたユーザーも増える。


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■スマートフォンへの不満

・バッテリー消費が早い
・通話料金体系そのものが高い
・お財布がケータイが使えない
・赤外線通信機能がない
・QRコード読み取り機能がない
・PCサイトは見えるが、携帯サイトが見れない
・フラッシュが見れない(アンドロイド端末では今後改善される予定)
・画面ズームすると的確に(端末の)表示サイズに合わない
・タッチパネルのため画面に指紋がついて気になる
・まだまだ端末数が少ないため好みのデザインがなかなか
・出来ればソフトキーもタッチパネルも両方あって欲しい


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■自分の使用しているキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)からスマートフォンでたら買いますか?

MMDデータによると、
ドコモのユーザー 52.3% 買いたい
auのユーザー 50%以上 買いたい
いずれのキャリアのユーザーも約半数はスマートフォンを買いたいみたいですね。
ただ数値では見えませんが、買いたくないないユーザーはソフトバンクのiPhoneを買いたいのか?
あるいは、スマートフォンそのものが必要ないのか気になるところです。


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■スマートフォン対応について

携帯サイトを制作する事を前提に考えると、スマートフォン対応のサイトを作るべき時期はどれくらいなのだろうか。
まず、マーケットシェアに対して提供するサービスが合致しているかどうか見極めなければ、スマートフォン対応も効果的とはいえない。

むしろ現状400万台程度の出荷数のスマートフォンよりも、らくらくフォンは2000万台が出荷されている。年配者のユーザーがマーケットシェアに多くいるのであれば、年配者向けに携帯サイトのユーザービリティ(使い勝手)を改善した方が結果がでるのではないだろうか?
ひどい話ですが、年配者はマイメニュー登録をすると解約の仕方がわからなかったりする。(笑らしい)

らくらくフォンは2000万台が出荷されている

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ちょいと携帯について(スマートフォン市場ではなく3G端末)


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■消費動向調査(メディア普及率)

内閣府データによると各世帯のメディア普及率は以下のようになる。
テレビ: 99.7%
携帯:  90%(おじいちゃん、おばあちゃんに対しても約70%の普及)
PC:  39.7%(高年齢者に普及していないため数値は低い)
テレビの普及率はすごいですが、地デジ対応世帯数も気になりますね。


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■携帯端末各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のシェア

携帯のシェアは全体を10(100%)とすると、
ドコモ:5(50%) au:3(30%) softbank:2(20%) のようになる。
キャリアごとの依存があるので、マーケットサイズに対して大きなところから携帯サイトの作成は端末対応して行くことがセオリーである。

携帯端末各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のシェア

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■携帯からの検索キーワード数、PCからの検索キーワード数

携帯からの検索キーワード数(検索窓に打ち込むキーワードの数)は平均「2.18」ワード、PCからの検索キーワード数は平均では「2.66」ワード
携帯からの検索は1ワードくらいと思われがちですが、近年はユーザーのITリテラシーが向上しPCとの差が縮まっている傾向にあります。


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■携帯がPCを上回る検索キーワード

意外と携帯がPCを上回る検索キーワードはあるもので、以下ご参照。
転職、エステ、サプリメント、旅行、映画、保険、株価、新車、英会話
へぇ〜と思えたらこれ幸い。


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2010/08/08
※情報はいろんな参考書やサイト、セミナーから流用しております。本当にありがとうございます。また、私見もござますので役に立てば幸いです。

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