村上春樹さんの新作小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が
２０１３年４月１２日発売！！

２０１３年４月１２日（金）に新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」カウントダウンで発売

村上春樹さんの長編小説の新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年（３７０ページ、１，７８５円）」は、２０１０年４月の「１Ｑ８４　ＢＯＯＫ３」以来３年ぶりに発売。代官山蔦屋（ツタヤ）書店では１２日０時にあわせてカウントダウンがハルキスト（※）達で行われたそうです。

※ハルキスト：村上春樹さんのファンの通称。ハルキストは、村上春樹さんの小説やエッセイから伺える村上の趣味や生活スタイルに影響を受けている場合がある（マラソン・水泳、映画、文学、音楽、料理、猫など）。ハルキストが求める村上春樹さん関連の情報源は、村上春樹自身の著作だけでない。第三者によって著された、村上春樹さんの小説に登場する音楽、料理を紹介する本の出版もある。（ウィキペディアより）

長編小説の新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は発行部数もスゴい

村上春樹さんの新作は電子化書籍やネット販売に客足を遠のかされている出版不況の中、発売初日で６０万部に達した！文芸春秋で過去最高の累計売上数を記録した「マディソン郡の橋」（９３年発売）の２７５万部を越えるかもしれない勢いだ。

村上春樹さんの作品、前作「１Ｑ８４」（新潮社）の「ＢＯＯＫ１」の発売初日が３５万部、「ＢＯＯＫ２」が３３万部という初動で、新作はそれを上回るペース。「ＢＯＯＫ３」は初日に８０万部を発行している。「１Ｑ８４」（全３巻）は文庫本を合わせて累計７７４万部の大ヒットを記録。新作の発行部数も楽しみですね。

また、過去の「マディソン郡の橋」では、FacebookやTwitterなどSNSのようなソーシャルバズからの拡散はなかった。今後の売上動向を、ネットトリガーからどれくらいのリアル店舗での購買促進が見込めるのか計測するのも面白いかもしれません。
今回の新作は、徹底して内容を秘密にしていたのが最大のポイントかもしれません。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の内容って

冒頭

村上春樹さんの新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、以下の言葉からはじまる。

“大学二年生の七月から、翌年の一月にかけて、多崎つくるはほとんど死ぬことだけを考えて生きていた。”

登場人物

高校時代の仲良し五人組は、主人公「多崎つくる」一人を別にして共通点を持っている。
「赤松慶」「青海悦夫」「白根柚木」「黒埜恵里」名前に色が含まれている。
主人公「多崎つくる」だけが色とは無縁。
※「黒子のバスケ」と設定がかぶってるかもというのは置いといて

物語

“多崎つくるがそれほど強く死に引き寄せられるようになったきっかけははっきりしている。彼はそれまで長く親密に交際していた四人の友人からある日、我々はみんなもうお前とは顔を合わせたくないし、口をききたくもないと告げられた。きっぱりと、妥協の余地もなく唐突に。そしてそのような厳しい通告を受けなくてはならない理由は、何一つ説明してもらえなかった。”

自分に色彩がないと感じている「多崎つくる」が、大学時代に親友だった４人に再会する巡礼の旅にでる。突然絶縁された謎を解き、心を堅く閉ざして無いことにしていた、心の傷に向き合う物語。

要素

・関係する音楽：フランツ・リストの『巡礼の年』（ラザール・ベルマン演奏）
・鉄道
・ミステリー風味

これ以上はネタバレになってしまうので、詳しいことは是非本を読んでみてください！