「EVA」「MVA」「ALM」の意味とは?仕事に役立つビジネス用語
ビジネスでは『会社が、経済や市場にどれだけの価値を提供しているか示す指標』として「EVA」「MVA」「ALM」といった用語を見ることがあります。
「経済付加価値」「市場付加価値」「資産負債総合管理」など株式会社に関係する重要な言葉。ぜひ理解しておきましょう。また、上場公開している株式に投資するさいの尺度として「EVA」「MVA」は抑えておきたいですね。
仕事に役立つ【ビジネス用語集】
◆ 「EVA」の意味とは?
エコノミック バリュー アデット《Economic Value Added》EVA
経済的付加価値。
税引後営業利益から総使用資本コストを差し引いた額のこと。資本コストを上回る利益を上げていれば、EVAはプラスになる。そうなれば、企業が経済的な付加価値を高めているということになる。
(ビジネス用語集 より)
収益性の評価指標の1つ。1980年代の初め、アメリカの大手銀行チェース・マンハッタンにいたG・ベネット・スチュアート3世が考案した。EVAは彼が創立したコンサルティング会社、スターン・スチュアート社の登録商標。
【EVA(n年度)の定義】
EVAn = NOPATn* -c*×capitaln*
NOPATn*(Net Operating Profit After Tax):n年度の営業利益 ×(1-税率)
c*:資本コスト(WACC)
capitaln*:n年度の期初のネット資産に投下されたキャッシュの総額
(コトバンク より)
考察:EVAについて
経済付加価値。どれだけ経済に付加価値を与えたのか示す経営指標(投資尺度)
EVAの計算式
EVA = 税引後の利益ー(投下した資本(投資資本、流動資産、固定資産) × 資本コスト(%))
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◆ 「MVA」の意味とは?
マーケット バリュー アデット《Market Value Added》MVA
市場付加価値。
企業の市場価値と使用資本(事業に投入した資本)の差額。
(ビジネス用語集 より)
企業の市場価値総額から投下資本の総額を差し引いて求められる。この値はおおよそ株式時価総額と株主資本簿価の差額と等しくなる。したがって、企業が投下資本を上回る価値をどれだけ創造できたかということを示す指標ということができる。MVAはしばしばEVAとの関連で触れられるが、それはいくつかの仮定をおくことでMVAはEVAの割引現在価値であるといえるためである。
(マネー用語辞典 より)
考察:MVAについて
市場付加価値。企業が株主から調達した資本を効率的に運用できているかを示す経営指標(投資尺度)
MVAの計算式
MVA = 株式時価総額 - 株主資本金額(簿価)
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◆ 「ALM」の意味とは?
アセット・ライアビリティ・マネジメント《Asset Liability Management》ALM
資産負債総合管理。
資産と負債を総合的に把握して管理すること。
(ビジネス用語集 より)
金融上のリスク管理の手法の一つ。ALMと略されるのが通例。
総合的な資産と負債の管理のことであり、主に銀行や保険会社などの金融機関で用いられるリスク管理手法もしくはその総称である。狭義には、市場金利に対する資産・負債の価値変動のリスク管理を表すことが多い。これは、一般的な金融機関の資産の大部分が債券などの金利感応的資産であり、市場金利の変動によって価値が大きく変動するためである。
(ウィキペディア より)
考察:ALMについて
短期・長期における資産負債総合管理
金利リスク以外に想定するリスク。
- 金利や有価証券等の価格変動や為替等の変動など、市場取引の動向により、保有する資産に損失が発生する「マーケット リスク」
- 債券や株式などを換金しようと思ったときに、マーケットですぐに売れなかったり、また希望した価格で売れなかったりする「流動性リスク」
- 債務者が、債権を履行できなくなる「信用リスク」 など
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