「手間」と「手数」の意味とは?仕事に役立つビジネス用語
「手間」と「手数」という言葉には違いがある。しかし、明確な線引きがはっきりしないことございませんか。2つの意味の違いを考察しました。
仕事に役立つ【ビジネス用語集】
◆ 「手間」の意味とは?
てま【手間】
(1)そのことをするのに費やされる時間や労力。「ーを省く」「ーがかかる」「ーのかかる仕事」
(2)働き手。人手「ーをやとう」
(3)労賃。手間代。手間賃。「ーをはらう」
(新選国語辞典、大辞泉 より)
てま【手間】
(1)ある仕事に費やす労力や時間。「ーのかかる仕事」
(2)「手間賃」に同じ。「ーを払う」
(2)手間賃を払って雇う人。また、その仕事。「ーを入れる」
(大辞林 より)
考察:手間について
「手間」=自分や他人が、目的のために作業をし時間を費やすこと。対象者:「自分自身、他人」
目的(人・結果)のために行われる行為。
(例)「これは、ひと手間かかるなぁ」「この件、手間取っているようだ」
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◆ 「手数」の意味とは?
てすう・てかず【手数】
(1)仕事をするための労力。完成までの行程の数。手間。てかず。「ーをはぶく」
(2)めんどうなこと。「どうもおーでした」
(3)他人のためにことさらにかける手間。てかず。「おーでもよろしく」「おーをかけて恐縮です」
(新選国語辞典、大辞泉 より)
てすう【手数】
それをするのに必要な動作・細工などの数。また、それが多くて面倒なこと。てかず。「ーばかりかかる仕事」「おーですがよろしくお願いいたします」
(大辞林 より)
考察:手数について
「手数」=自身や他人が、第3者(誰か)のために時間を費やすこと。対象者:「(言われる場合のみ:自分)、言う場合:他人のみ」
自身のためにする自分の作業に対して、「手数」という表現は見受けられない感ございます。
作業をする「誰か」にたいし「(自分または第3者が)お手数になる」「(自分または第3者が)お手数をかけた」という表現が使われていると考えます。または、誰かのために自身が何かをした場合に言われる言葉と解釈します。
手数は、誰かに何かをしてもらう作業前のお願いに添える言葉、作業してもらった完了後の感謝に添える言葉として使われる印象。
(例)「お手数をおかけして大変恐縮ですが…」
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