「ROE」「ROI」「ROA」の意味とは？仕事に役立つビジネス用語

◆ 「ROE」の意味とは？

リターン オン エクイティ《Return On Equity》ROE

株主資本利益率。自己資本利益率。
株主資本（自己資本）をいかに有効に活用して利益を上げたかを見る指標。
税引後利益率 ÷ 株主資本（自己資本）で計算する。
ROEが高いほど、効率的な経営が行われていると判断される。

（ビジネス用語辞典　より）

収益性分析で用いられる株価指標の一つであって、株主資本（払込資本金と内部留保との和）に対する当期純利益の比率である。
頭字語のROEは、日本国内でも用いられている。かつては株主資本利益率（かぶぬししほんりえきりつ）とも呼ばれていたが、2006年5月の会社法制定とこれに前後する会計基準の改正において、「株主資本」と「自己資本」とが異なる値として明確に定義されたことで、現在では「自己資本利益率」が正確な呼称として位置づけられる。

ある企業が、一年間の企業活動を通じて、「株主の投資額に比してどれだけ効率的に利益を獲得したか」、を判断するのに用いられる指標で、当期純利益を、前期及び当期の自己資本の平均値で除したものである。なお、分子として経常利益を使用する場合もある。
自己資本利益率（ROE） = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

一株当たり当期純利益（EPS）と一株当たり純資産額（BPS）を用いても表現可能で、その場合は以下のような数式になる。　
自己資本利益率（ROE） = 一株当たり当期純利益（EPS） ÷ 一株当たり純資産額（BPS）
※自己資本について会社四季報では「株主持分」と表記されているので注意。

（ウィキペディア　より）

考察：ROEについて

ROEが高い＝資本を上手く運用できている（投資しやすい）

ROEが低い＝資本を上手く運用できていない（投資しずらい）
株の売買では、株主利益を最大化するROEを最重要とする傾向があります。

しかし、ROEは借入金を増やせば総資産比率を減らすことができるためROEが投資指標として絶対とは言い切ることはできません。あくまで、検討材料。複数の指標を見て経営状況を判断することが重要といえる。

◆ 「ROI」の意味とは？

リターン オン インベストメント《Return on Investment 》ROI

投資利益率。
投資した資金（投資額）をいかに有効に活用して利益を上げたかを見る指標。
税引後利益率 ÷ 投資額 × 100で計算する。
ROIが高いほど、投資効率が高いと判断される。

（ビジネス用語集　より）

投資額に対してどれだけ経常利益を生み出しているかを見る尺度である。略称はROI(return on investment)である。
（投資利益率）＝100×（当期純利益）÷｛（期首総資本＋期末総資本）÷2｝ で計算される。

（ウィキペディア　より）

考察：ROIについて

投資利益率

投資（＝株主資本＋有利子負債）を用いて、企業が利益をどれだけ生んでいるのか確認できる指標。パーセントが高ければ投資効果が良く、利益を多く生み出しているということになる。

◆ 「ROA」の意味とは？

リターン オン アセッツ《Return On Assets》ROA<

総資産利益率。
総資産をいかに有効に活用して利益を出しているかを見る指標。
利益 ÷ 総資産で計算する。
この場合の利益は経常利益が使われる。

（ビジネス用語集　より）

財務分析の概念の一つ。総資産の額は総資本の額と等しいので、総資本利益率（そうしほんりえきりつ）と実質的には同じものである。
総資産利益率は、当期純損益を総資産で割った数値である。経営資源である総資産を如何に効率的に活用して利益に結びつけているかを示している。
総資産利益率は、「売上高利益率×総資本回転率」という形でも表される。売上高利益率は収益性を示す指標であり、総資本回転率は効率性の指標であるが、総資産利益率は収益性と効率性を同時に示す指標である。

（ウィキペディア　より）

考察：ROAについて

総資産利益率（ROAが１０％：優秀、５％：良、１％：普通）
ROAが高いほど効率的に経営ができていると判断する材料になる。

また、ROAには自己資本以外にも負債が含まれるため、企業そのものが現在どれだけの利益をあげているか知ることができる総合的な指標とも言える。