「適時」「適度」「適切」「適宜」と「適当」の意味とは?仕事に役立つビジネス用語
「適時」「適度」「適切」「適宜」「適当」は漢字の印象や読みかたも似ていていますが、どのへんが違うのか理解し、使いわけれると便利ですね。言葉の意味に含まれる時期(タイミング)や程度などのニュアンスについて例をあげながら考えます。
仕事に役立つ【ビジネス用語集】
◆ 「適時」の意味とは?
てきじ【適時】
ちょうどよい時。よいチャンス。
(新選国語辞典 より)
考察:適時について
適時は、行動するタイミング。時間軸
◆ 「適度」の意味とは?
てきど【適度】
程度がちょうどよいこと。ほどよいようす。
(新選国語辞典 より)
考察:適度について
適度は、行動の量をあらわす。量:どのくらい
(例)適度な運動
◆ 「適切」の意味とは?
てきせつ【適切】
ぴったりあてはまるようす。ちょうどよいようす。「ーな表現」
(新選国語辞典 より)
考察:適切について
適切は、行動した結果をあらわす。
(例)適切な処置でしたので回復も早いです
◆ 「適宜」の意味とは?
てきぎ【適宜】
(1)その場、その時に適してほどよいようす。適当。「ーな処置」
(2)めいめい、いいと思うようにすること。随意。「ーやってよい」
(新選国語辞典 より)
考察:適宜について
適宜は、行動にたいする指標。未来
◆ 「適当」の意味とは?
てきとう【適当】
よくあてはまっていること。
(1)ちょうどよい程度。「好みによってー加減する」
(2)いいかげん。「ーにしておけ」
(新選国語辞典 より)
考察:適当について
適当は、言葉のニュアンスにより「いい塩梅」または「いいかげんでいいよ」と2つの意味合いを持つ。都度判断が必要
※個人差があると思いますが、ビジネス会話では「いい塩梅」。日常会話では「いいかげん」というニュアンスでの使い方が多いように感じます
PR
補足として、「正当」「相当」「妥当」について。併せて知っておくと便利です。
◆ 「正当」の意味とは?
せいとう【正当】
道理にかない、手続きなどにあやまりがないようす。正しい。「ーに選出された代表」
※ 反対語:不当、失当。
(新選国語辞典 より)
◆ 「相当」の意味とは?
そうとう【相当】
(1)あてはまること。「魚のえらは人の肺にーする」
(2)つりあうこと。相応。「能力にーした職業」
(新選国語辞典 より)
◆ 「妥当」の意味とは?
だとう【妥当】
適切で、ふさわしいこと。
(新選国語辞典 より)
PR
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
このページが「面白い・役に立つ・参考になる」など 誰かに教えたいと思いましたらソーシャルメディアで共有お願いします!
【パンくず】iso.labo home | イソラボ ホームwakaru | わかる【用語集】wakaru business | 仕事に役立つ【ビジネス用語集】「適時」「適度」「適切」「適宜」と「適当」の意味とは?