「多忙」と「多用」の意味とは?仕事に役立つビジネス用語
ビジネスでは、クライアント(お客様)とのやりとりで「多忙」や「多用」という言葉が使われるかと思います。正解・不正解はございませんが、どのうように使い分ければ良いのでしょうか?それぞれの意味の違いを考察しました。
仕事に役立つ【ビジネス用語集】
◆ 「多忙」の意味とは?
たぼう【多忙】
ひどくいそがしいこと。
(新選国語辞典 より)
たぼう【多忙】
非常に忙しいこと。また、そのさま。「ーをきわめる」「ーな毎日」
(大辞林 より)
考察:多忙について
「多忙」は口語。ビジネス文書では「多忙」という言葉は避ける。
「忙」という字には、立心偏(りっしんべん)に「亡」(なくなる、姿が消える)で「忙しくて心を失う」という意味があります。悪い意味を持つ「悪字」の使用を嫌う人が、意外と少なくないそうです。そのため、「悪字」の使用を避けた言葉を使うことは、奥ゆかしい心遣いのある表現につながります。
ビジネスでは、知っている知ってないで局面によっては大きく評価や進捗が変わることがございます。コミュニケーションする相手を見極め、言葉も使い分けれると粋ではないでしょうか。
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◆ 「多用」の意味とは?
たよう【多用】
(1) [名:形動] いそがしいこと。多事。多端。「ごーのことと存じます」
(2) [名:自] 多く用いること。「外来語をーした文章」
(新選国語辞典 より)
たよう【多用】
(1)やるべき事が多く忙しいこと。多忙。「御ー中のところあいすみません」
(2)多く用いること。「修辞をーした華麗な文体」
(大辞林 より)
考察:多用について
「多用」は文語。ビジネス文書では「多用」という言葉が無難。
たとえ、相手様がいそがしくないとしても、「お時間をいただきありがとうございます」という気持ちを伝える。コミュニケーションには心遣いが必要である。
(例)ご多用中のところ、打ち合わせのお時間をいただき誠にありがとうございます
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