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名言・格言『稲盛和夫さんの気になる言葉』一覧リスト

名言・格言『稲盛和夫さんの気になる言葉』一覧リスト

一代で「京セラ」を築いた日本の経営者「稲盛和夫さん」の言葉を集めました。JALの立て直し、独特な経営管理手法「アメーバ経営」なども有名だが、経営思想に臨済宗の教えなども内包されており、人間として何が正しいか考える機会になるのではないだろうか。
稲盛和夫さんの名言・格言には「経営」「人間」「利他」「目的」など沢山の教えがあるかと思います。

稲盛 和夫(いなもり かずお、1932年1月21日 - )は、日本の実業家。京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者。公益財団法人 稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。


好奇心に、こちょこちょ。 | labo気になる言葉(名言・格言・ことわざ) | wordsof



前向きの姿勢で 熱意に満ちた努力を重ねれば、たとえ才能に恵まれていなくても、素晴らしい人生を送ることができるようになります。

どこにでもいるような普通の人間でも、真面目に情熱を持って努力すれば、天才と呼ばれる人たちよりも、素晴らしい結果を生み出すことができるのです。

「あなたはなぜ会社の経営をしているのですか」「経営にはビジョンとミッションが必要なのではありませんか」「会社をよくしようと考えたら、まずはみなさんの考え方から変えていかなくてはならないのではないですか」といったお話をしますと、みなさん「ハッ」と驚かれます。

それまで、自分の会社の利益というミクロな問題にのみ汲々としていた経営者が、自分の仕事の大義とは何かに目覚め、思考がほぐれていくと、急に視界が拓けるように感じるのではないかと思います。大義を考えることには、こうした効果があるのです。

「これだけでも十分ではないか」という、

足るを知る心によって初めて、人間は幸せを感ずることができる。そうすれば、今自分が生きていること、そのことに対しても心から感謝をすることができる。

「ただ儲けたい」「楽をしたい」ということだけが人生の目的では、経営者自身が真の幸福を得ることはできません。

また、企業を永続的に発展させることもできません。それよりももっと高邁な目的が、経営者には必要なのです。

「もうこれでいい」と思った瞬間から、会社の没落が始まる。

「財を散ずるに道あり」

お金は儲けるより使うほうがむずかしい

「思う」ということは、人間のすべての行動の源となっている。

経営者が何かを強く心に「思う」と、まさにそのことが実現していく。

「社長業には何が大切か」と聞かれて、こんなふうに答えたことがありました。

第一に、「社長は公私の区別を峻厳に設けること」。第二は、「社長は企業に対し無限大の責任を持つこと」。第三は、「社長は自身の持つすべての人格と意志を会社に注入しなくてはいけない」。さらにいえば、経営者にはひとかけらでも「私」があってはならない、ということです。

「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」

という京セラの経営理念を実現するには、どうしても高収益体質の企業にしなければなりません。

「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉 | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

「素直な心」「熱意」「努力」といった言葉は、

あまりにプリミティブ(素朴・原始的)なために、誰も気に留めない。しかし、そういう単純な原理こそが人生を決めていくポイントなのだ。

「誰にも負けない努力」を続けない限り、大きな成果は期待できない。

人並み以上の努力をせずに、大きな成功を収めるということは絶対にない。

「値決めは経営者の最も重要な役目のひとつである」

と常々いっています。なぜなら、売り手にも買い手にも納得を与える値段でなければ商売はなりたちません。そのためには絶妙の経営感覚が求められるのです。

「不燃性」の人は会社にいらない。

勝手に燃えてくれる「自燃性」であってほしい。少なくとも私が近づくと燃える「可燃性」でなければならない

「利益率が1ケタでいい」などという考え方は、自分を過小評価していることになる。

50人の従業員がいれば50とおりの個性があるわけで、リーダーがそれを束ねてひとつの方向に導いていかなければ会社はバラバラになってしまう。

そして、従業員にとってたんに居心地がいいだけの甘い会社は、いずれうまくいかなくなります。リーダーは揺るぎない信念で、「いまこの会社にとって何が正しいことなのか」を従業員に説き続けなければなりません。

JALの再建で、私はあらゆる機会を通じて教育に全力を尽くしました。

それが功を奏し、全社員が経営者意識を持って仕事に取り組んでいます。

JALの再建では「リーダーが私利私欲に走らず、利他の心で判断すること。

要は人間として正しくあることを、経営でも考えなくてはいけませんよ」と話すことから始めました。するとエリート幹部たちは、「なんでそんな当たり前のことを教わらなきゃならんの」という顔をする。それでも私は、「知ってはいるでしょうが、自分の身に付いていないでしょう」と、懲りずに何回も話し続けました。本当に納得してもらうまで、50回くらい話したと思います。

あなたの経営者としての値打ちは、その程度のものなんですか。

売上に対して1~2%の利益を稼ぐことで満足しているのですか。社員の幸せのためにも、胸に手を当ててよく考えてください。

アメーバ経営

組織をアメーバと呼ぶ小集団に分けます。各アメーバのリーダーは、それぞれが中心となって自らのアメーバの計画を立て、メンバー全員が知恵を絞り、努力することで、アメーバの目標を達成していきます。そうすることで、現場の社員ひとりひとりが主役となり、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現しています。

(引用「稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より)

あらゆる事象は心の反映である。

したがって純粋な心でひたすら念じ続ければ、たいがいのことは成就する。

いい商売、悪い商売があるのではなく、それを成功に導けるかどうかが重要。

屋台を大きなフランチャイズチェーンに発展させる人もいるし、十何年屋台を引いても財産を残せない人もいる。

イノベーティブなことをやる人は、それはもう好奇心の塊

探求心の赴くままに研究に没頭し、これまで成し得なかった研究や開発を完成させる。

いま、私に一軒の飲食店を任せてもらえば、何人かの人を雇って見事な店をつくってみせます。

それは、ラーメン屋でも、おでん屋でも同じ。売上を増やし、コストを抑えるための創意工夫は、どの商売にも通じるからです。

いまは核家族になっていますから、両親が美徳や価値観を子供に教えていかないとならない。

両親にも日本人としての美徳や価値観が薄らいできている可能性があります。世界に誇れる日本であり続けるには、やはり親御さんの教育といいますか、親にしっかりしてもらうことが大事じゃないかと思います。

ウソを言わない、人を騙さない 人を妬んだり恨んだりしない 愚痴を言わない。常に勇気を持って仕事にあたる 優しい思いやりの心を常に持つ。謙虚にしておごらず、誰にも負けない努力をしていく 正義を重んじて仕事をする。

足るを知り、決して欲張らない 勢いにまかせて怒ることを抑える 。このような原始的であり、幼稚とも思えるような倫理観こそが、経営者として、トップとして持たねばならない哲学、思想なのだと思います。「誠実であれ、正直であれ、謙虚であれ」というようなことは、口では容易にいえます。しかし、日常生活の中で、それが常に行動として表れていなければ何もならない。その実践こそがたいへん難しいことなのです

お客様から「尊敬」されるようになれば、たとえ他の会社が安い価格を提示しても買って下さるだろう。

商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだ。売る側に高い道徳観や人徳があれば、信用以上のものが得られる。

これは預かりものや。

もちろん、その中から京セラの将来のために投資することは必要。それを怠ってはいかん。しかし、それがすべてではない。天からの預かりものだから、できるだけ多く、世の中を良くするために使うことが大事や。

すべての判断の基準を「人間として何が正しいか」ということに置いている。

経営における判断は、世間でいう筋の通ったもの、つまり「原理原則」に基づいたものでなければならない。我々が一般に持っている倫理観、モラルに反するようなものでは、うまくいくはずがない。

ちっぽけな満足はすぐに弾ける。

事業は大きくしなければいかん。より多くの人たちの幸せのために、人一倍努力しなさい。さらに高みを目指せば信用も自然と蓄積される。

ちょこっと儲けて、ちょこっと使う。

そんなことで満足してたらあきません。

つねに前向きで建設的であること。

感謝の心をもち、みんなといっしょに歩もうという協調性を有していること。明るく肯定的であること。善意に満ち、思いやりがあり、やさしい心をもっていること。努力を惜しまないこと。足るを知り、利己的でなく、強欲ではないことなどです

利己ではなく「利他」が重要だといっています | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

つれづね利己ではなく「利他」が重要だといっています

簡単に妥協してしまう人は利己的な人が多い。残念ながら、日本企業のリーダーにはこのことを自覚できている人が大変に少ないと思います。

できない理由を並べ立てる人がいる。

これでは新しい事業を達成することはできない。何もないことを前提として、目標を達成するために必要な人材や設備、技術をどう調達するかを考えなくてはならない。

どんな仕事でも喜んで引き受けてください。

やりたくない仕事も、意に沿わない仕事も、あなたを磨き強くする力を秘めているからです。

バカな奴は単純なことを複雑に考える。

普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。

ビジネスを成功させるためには、夢を抱いてその夢に酔うと言うことがまず必要だ。

夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱が湧いてくる。もちろん、 実際に事業に着手したら、理性的に判断し、リスクを未然に防ぎ、具体的な方策について考え尽くし、仕事を成功に導くようにしなければならない。

ひとつのことに打ち込み、それを究めることによって、人生の真理を見出し、森羅万象を理解することができる。

ひとつの仕事や分野を深く追求することにより、すべてを知ることができる。広くて浅い知識は、何も知らないことと同じだ。

ひとつの分野だけではそのビジネスが苦境に陥れば会社が傾いてしまいます。

そんな事態を避けるためには、会社を変革し事業を多角化していく必要がある。

まだだ、もっとやらんかい。そんなことで満足しててどないすんねん。

まだ誰も考えていない事、やらなかった事をやってみようと決心した時は、あれこれと難しく考えてはいけない。

また予見をさしはさむのも良くない。よりシンプルに考えて挑戦してみる事だ。

もうダメだというときが仕事の始まり。

もし毎日を無駄に過ごしていれば、いずれは耐え難いほど退屈してしまうでしょう。

働くことには、給料をもらう以上の何かがあるのです。

よい匂いのする畑は「豊穣」であり、悪い匂いのする畑は「不毛」である

よく言う者はあれど、よく為す者は少なし。

よく為す者はあれど、久しくする者はさらに少なし。 久しくする者はあれど、敬を加うる者はさらに少なし。

よく言霊と言いますが、

本当に自分の意思を伝えようと思えば、言葉に魂が乗り移っていかなければならない。だから終始一貫、相手の心に伝わるように精魂込めて話すんです。

リーダーという存在は、

相手が聞く耳をもっていようともっていまいと、自分の信じるところを諄々(じゅんじゅん)と部下に説いていき、心から納得させなくてはならないのです。

集団、それはリーダーを映す鏡 | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、本人一人にとどまらず、集団全体に野火のように拡散する。

集団、それはリーダーを映す鏡なのである。

リーダーは、常に謙虚でなければならない。

謙虚なリーダーだけが、協調性のある集団を築き、その集団を調和のとれた永続する成功に導くことができる。

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ワンマン経営ではいずれ成長が止まってしまう。

安全なくして、この会社が存在するわけがない。

安全は一番大事なんだ。だけど、その大事な安全を守るためにはお金がかかるだろう?だったら、安全を守るためには、利益も生まないと駄目なんだ。

意識の変化には、JALの社員が倒産という「死の淵」を覗いたことも大きかったでしょう。

その恐怖心がなかったら、本気で意識改革をしようなどとは思わなかったかもしれません。

異なった環境で育った人々の心を結びつけるには、世界中の人々から信頼や尊敬、共鳴や感動を得られる普遍的な経営理念がなければならない。

そのような経営理念を世界各地の従業員が共有してこそ、文化の壁を越え、一体となって事業を推進できるのではなかろうか。

一つのことに打ち込んできた人、

一生懸命に働きつづけてきた人というのは、その日々の精進を通じて、おのずと魂が磨かれていき、厚みのある人格を形成していくものです。働くという営みの尊さは、そこにあります。心を磨くというと宗教的な修行などを連想するかもしれませんが、仕事を心から好きになり、一生懸命精魂込めて働く、それだけでいいのです

何としても事業を成功させたいという強い「思い」や、格闘技にも似た「闘争心」のない者は、そもそも経営者にはふさわしくありません。

逆に、そうした「思い」さえあれば、資金や技術、人材などに恵まれなくても、熱意と執念がその不足を補って、ものごとを成し遂げていくことができるのです。

可能性とはつまり「未来の能力」のこと。

現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられません。

家が裕福で資産があり、それを元手に会社を設立したのであれば、オーナーとして余裕のある経営ができたでしょうが、創業時はお金もなく、実務経験もありません。

黒字化は緊急課題だったのです。幸い、全員で必死の努力を重ねた結果、初年度から黒字決算になりました。

我欲を満たそうとするから、慢心が起きる。

会計が分からなければ、社長は務まりません。

会計システムを確立し、原価、費用などの細かい数字を把握し、

経費を最小限に抑えることで利益をあげることが会社継続の源泉。

会社が大きくなってから(会計や社内)システムを作るのではなく、

小さいころからしっかりしたシステムを作ったから京セラは大きくなれたし、大きくなっても大きな問題が起きなかった。

会社が潰れたのは皆さんの考え方がおかしかったからで、

その気持ちを変えて会社を立派なものに変えなきゃならん。

会社には、たくさんのビジネスの渦がある。

その回りを漫然と漂っているだけであれば、それにのみこまれてしまう。仕事の本当の喜びと醍醐味を味わうためには、渦の中心になって、周囲の人たちを巻き込むくらい、自発的に、積極的に仕事に取り組まなくてはならない。

会社を経営していると、思わぬ外部環境の変化に戸惑うことがあります。

しかも、そこで対応を誤ると、取り返しがつかなくなることも少なくありません。しかし「変化はチャンス」でもあり、上手に生かせれば業務拡大にもつながります。

会社を成功させるための3条件

(1)会社を経営する目的を明確にすること。
私は、「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という誰もが共感する経営哲学を掲げ、それを全従業員に伝え、共有化しています。
(2)目標を数字で具体的に提示し、全員で共有し達成する仕組みを整えること。
(3)従業員の求心力を高めること。そのためには社員とよく会話して、思いを伝え合うこと。

会社経営の目的というものは全従業員の幸せになってもらうことにあると思っています。

従業員が一生懸命働いてくれたら業績が上がり上場もできるのです。

企業というのは従業員たちが幸福になる仕組みでなければ、長く存続しない。

企業の根幹がズレたらガタガタになる。

企業は、改革し続けなければ現状すら維持できない。

技術的なことだけ進化発展しては近代文明は危ういものになってしまいます。

人類の精神面の進化や豊かな人間性がなければ危なっかしい。

強い熱意と情熱に支えられた努力を続ければ、

今日不可能なことも明日は実現できる。

強烈な出来事やたび重なる経験は、潜在意識に蓄積される。

そしてその潜在意識は顕在意識に代わって驚くべき早さで、正しい判断をするようになる。あらゆることを真剣に繰り返すことにより、潜在意識が迅速に正しい判断を下せるようになる。

金を儲けたいという強い思いを持つこと自体は、決して悪いことではありません。

特に事業をスタートさせる時期には、「何としてもこの事業を成功させ、豊かになりたい」という強い「思い」も必要になります。しかし、成功した事業を永続的に発展させていくためには、「お金を儲けたい」という経営者の私的な願望だけが目的であってはうまくいきません。なぜなら、いったん成功して私的な願望が実現してしまうと、もはやその経営者は一生懸命働こうとはしなくなってしまうからです。それでは従業員を不幸にしてしまいます。

金銭では量れないこの社員の喜びや感謝こそ、経営者の望みうる最高の代償

経営で一番大事なのは、幹部がどういう哲学、判断基準を持っているか。

その基準が正しければうまくいきますし、間違えば会社は傾きます。

経営に関する数字は、すべてがいかなる操作も加えられない経営の実態を表す唯一の真実を示すものでなければならない。

経営を学んでいく過程で、会計が現代経営の中枢と考えるようになりました。

会社を長期的に発展させるためには、財務状況の実態を正確に把握されなければならないと気づいたのです。

経営者というのは、あらゆる面で日常の仕事の中、大変厳しい環境に置かれたり、いいときもあったり、悪いときもあったりと、いつも予期せぬことに見舞われます。

それがまさに修行で、うまくいかなくなったときに動揺したり、うまくいったからといって有頂天になったりしてはいけません。いいときでも、非常に厳しい環境の中でも頑張っていくということがまさに修行であって、そうした経験を経ていくことで自分の心が高まっていくのですね。

経営者にとって、税金を払うことは身を切られる思いがします。

自分のお金をもぎ取られるように思えてしまうのです。 もちろん、これは錯覚です。 会社の利益は、決して経営者のものでありませんから、 私心が入ったことによる見当違いの感慨でしかありません。 私は、このような錯覚に陥らないよう、 経営はゲームだと考えるようにしています。 つまり、利益をお金と考えず、得点と思うのです。 そうすれば、第三者的に淡々と利益を見ることができるようになり、 判断を誤ることはありません。 やはり、私心を離れること、それが経営のコツと言えるでしょう。

経営者は、バランスの取れた人間性を持たなければならない。

ただし、それは、中庸という意味ではない。ひとつの人格の中に、相反する両極端をあわせ持ち、局面によって正常に使い分けれられる者こそが、バランスのとれた経営者なのだ。

経営者は常にチャレンジし続けなければならない。

さらには、先頭を走る経営者が倒れても、その精神を継承した社員が経営者の屍を乗り越えてチャレンジを続けていく、そのような企業風土をつくらなければならない。

経営者を育てるには、社員に経営を経験してもらうことが一番。

経済的に豊かになりたいという気持ちは、決して悪いことではありません。

特に事業を始めるときにはそうした強い思いも原動力になるでしょう。しかし、いつまでも利己的な欲望だけを原動力にしていては、たとえ成功したとしても、いずれは行き詰まるでしょう。あるところまでいったら、他人のために尽くす「利他」の精神が必要です。

経費を上げずに売上を上げる方法を考えるのが経営者やろ。

謙虚にして驕らず。

さらに努力を

現在でも仕事上の会食以外では、豪勢な食事をするようなことはめったにありません。

何万円もするような食事をしようと思えばできるのでしょうが、そんな豪華な食事を平気で取れるという、慢心が恐ろしいのです。自分が贅沢をしたりするということは、慢心や驕りにつながっていくと自らを戒めてきましたので、それが習性になっているのだと思います。

現在は過去の努力の結果であり、将来は今後の努力で決まっていきます。

だから、経営者は一瞬たりとも気を緩めてはいけない。

個人の能力や才能は人類や社会に役立てるために与えられたものである。

高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、低い目標しか持たない人にはそれなりの結果しか得られません | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

高い目標を設定する人には大きな成功が得られ、低い目標しか持たない人にはそれなりの結果しか得られません。

自ら大きな目標を設定すれば、そこに向かってエネルギーを集中させることができ、それが成功の鍵となるのです。

高く自らを導いていこうとするならば、あえて障壁に立ち向かっていかなければならない。

その際、一番の障壁は、安逸を求める自分自身の心だ。そのような自分自身に打ち勝つことにより、障壁を克服し、卓越した成果をあげることができる。

今、この瞬間が未来につながり、未来の結果を左右する。

今の日本はあまりにも平穏で、安逸をむさぼっています。

もうちょっと根性入れて仕事をせんかと思います。

些細なことでも社会に貢献したらどうですかと言いたいですね。

いったんこの世に生を受けた以上、世のため人のためになるようなことをしようじゃありませんか。私たちは皆、何かを成すために生を受けています。それに気がつかないのは、空しいじゃありませんか。

最初から無理だと諦めてしまっては、何ごとも成功しない。

才能を自分のものにするのは、神の摂理に反する。

与えられた才能は社会の為に使わなければならない。

財産や利益が目的の人もいれば、地位や名誉が目的の人もいるでしょう。

しかし、そうした数字や肩書によって示されることが目的であれば、その目的が達成されてしまえば、あとは目指すものがなくなってしまいます。

昨今では、企業の不祥事で企業の内部管理制度が非常に厳しく問われています。

しかし管理制度を強化するだけでは、不祥事はなくなりません。その根幹に正義感がなければ意味がないのです。すべての社員が正しい経営哲学を共有しなければ、不祥事はこれからも続くでしょう。

昨今の世相の乱れを憂い、教育改革がよく叫ばれています。

しかし、私は教育を論ずる前に、労働の価値と意義を子供や若者たちに教える必要があると思っています。多くの日本人が自分に与えられた仕事に打ち込み、また、世のため、人のために役立とうとするなら、21世紀の日本は素晴らしいものになると信じています。

残念ながら、最近の経営者は

何かというと「為替の変動で苦しい」とか「マーケットが冷え込んでいて」などという言い訳が先。うまくいかない条件を並べることは簡単ですが、そう思うことが、自分自身を、そして会社を低迷させている元なのです。信念があれば、悪条件を乗り越えてやっていこうという気持ちになれるのです。

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仕事における喜びというのは

飴玉のように口に入れたらすぐ甘いといった単純なものではありません。労働は苦い根と甘い果実をもっているという格言のとおり、それは苦しさやつらさの中からにじみだしてくるもの。仕事の楽しさとは苦しさを超えたところにひそんでいるものなのです。

子供時代を過ごした鹿児島で、「若かころの難儀は買うてでもせい」とよくいわれたものです。

いま振り返ってみると、まさに至言だと思います。信念とは苦難のなかで養われるものであり、そういう意味では、天が自分に苦しい状況を与えてくれたことに感謝しています。

思いが人生を形作ります | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

思いが人生を形作ります。

現在の自らの状況は、その人が思い続けてきた結果です。現状に満足していなくても、それはその人の思いの集積なのです。

私が創業した京セラは、もともとは中小零細企業です。

私は、社員が希望を持てる会社にしたいという一心でやってきました。それには何が大事かというと「思い」です。それも非常に強い思いが必要になる。

私の世代は、大学を出ても就職先などないのが当たり前でした。

そして、幸運にも仕事に就くことができたら、その仕事を必死でやるのが当たり前の時代でした。逆境のなかで耐えて、耐えて、必死になって働き続けることによって自分の精神が鍛えられ、揺るぎない信念が磨かれていったように思います。つまり私の信念は、自分で求めたのではなく、他動的というか、環境から授かったものという気がいたします。

私は、「自分だけがよければいいという判断基準で経営をするな」と常々言っている。

再建で資金がいっぱいできたから、今こそ相手を潰そうなんて、そんなケチな人間ではありません。

私は、仕事に関して完全主義だ。

このような完全主義を自分に課し、毎日を生きることは大変つらいことだ。しかし、習い性となれば、苦もなくできるようになる。経営者は、完全性を追求することを、日々の習慣としなければならない。

私もこれまで、才覚あふれる経営者たちが流星のごとく現れてはやがて没落していった例を多く見てきました。

彼らが没落していった理由は、「成功」という試練に耐えられず、人格、人間性、考え方などが変わってしまったからにほかなりません。そう考えると、成功を持続させる働き方として大切なのは、「無私の心で働く」ということだと思います。

私も経営者になりたての頃は、研究開発、製造、営業に忙しい日々を過ごしていましたが、経理については素人で、ベテランの経理部長に任せていました。

あるとき彼と、次のようなやりとりがあったことを記憶しています。私が「利益は出ましたか?」と訊ねたところ、部長は「売上の一割程度の利益が出ました」といいます。そこで「そのお金はどこにあるの?」と聞くと、彼は「お金はありませんよ。まだ売掛金のままですから、税金は銀行から借りて払います」と答えるではありませんか。いわゆる「勘定合って銭足らず」という状態です。つまり、一割程度の税引前利益が出ていても、場合によっては資金繰りが苦しくなります。手元のキャッシュが少ないようでは、経営戦略上も有効な次の一手が打てません。

私自身は、全くの新しい事業を成功させるのは容易ではないと考えていたので、自らの事業の延長上にある領域を拡大していくやり方を選びました。

ここで決めたルールは2つです。
「自分が得意な事業分野に絶え間なく進出する」「得意ではない全くの異分野には何があっても手を出さない」です。

事業を成長させる出発点は、

「何としても事業を成功させたい」という「強烈な願望を抱く」ことに尽きます。

事業経営においては、不誠実な人や不祥事を起こすような人はリーダーにはなりえません。

リーダーはよほどしっかりした人間でなければならないのです。

自らにルールを課すのは大切ですが、

ひとつのルールに固執し続けても会社の革新は止まってしまいます。

自分の好きな仕事を求めるよりも

与えられた仕事を好きになることから始めよ

実際にはできないことを、できるようなふりをしてはいけません。

まずできないことを認めて、そこからスタートするのです。

社員を雇用しながら利益を出している良い状態は、言ってみれば空中に浮かんでいるようなものです。

努力を怠ればあっという間に地に落ちてしまいます。当たり前のことです。

若い頃、私は思想家・中村天風さんの言葉に出合いました。「新しき計画の成就は、ただ不屈不撓(ふくつふとう)の一心にあり。さらばひたむきに、ただ想え。気高く強く、一筋に」。

新しいことをやるには何事にもくじけない強い精神力がいる。であれば気高く、強く、一筋に思いなさいという意味の言葉です。

【あわせて読みたい】中村天風さん の名言

従来製品からがらりと変わった斬新な製品の開発は、そんなに容易ではありません。

それよりも既存の製品をベースに材料の一部を変えたり部品を付け加えたりして、じりっじりっと改良していくべきです。自分の土俵を大事にし徐々に工夫を凝らしていく。その方が結局は高付加価値化への早道です。

瞬間、瞬間を完全燃焼すること。その点の連続が未来につながる。

商いの極意は、お客様から信用されることだと言われている。

もちろん、信用は商売の基本だが、さらに信用の上に「徳」が求められ、お客様から尊敬されるという次元がある。尊敬まで達する、お客様との絶対的な関係を築くこと、それこそが真の商いではないだろうか。

商売には「損して得とれ」という言葉もあり、今回は目をつぶり、次で儲けさせてもらうという考え方もあります。

とはいっても、シビアに原価計算ができていないと、どこまでなら値下げしていいか、判断をくだせません。

小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり | 稲盛和夫さんの名言・格言 一覧リスト

小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり。

大義を背負ったときに、人間は一番強くなれる。

上司から指示された仕事を我が事にしてしまい、創意工夫を加えながらその仕事の範囲をどんどん拡大していけば、やれることは無限にあると同時に、いくつもの壁が立ちはだかってくることがわかります。

営業ひとつとっても、「お前はこのテリトリーをやっておけ」と指示されて、そのとおりのことしかしない人は成長できませんが、決められたエリア内を深掘りしようと思えばいくらでも工夫はできます。そうすることによって仕事はいくらでも広がっていき、そして広げれば広げるほど、苦労は増えていくのです。頭角を現わしてくる人間は、みなそうやって「苦労を買っている」わけで、そのなかで揺るぎない信念が養われていくのではないでしょうか。

常にこれでいいのかということを考えるのです。

決して、昨日と同じことを、同じ方法で、同じ発想でやってはいけません

常に原理原則に基づいて判断し、行動しなければならない。

原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人間として正しいものを正しいままに貫いていこうということだ。人間としての道理に基づいた判断であれば、時間や空間を超えて、どのような状況においても受け入れられる。

常に明るさを失わず努力する人には、

神はちゃんと未来を準備してくれます。

情熱は、成功の源となるものだ。

成功させようとする意思や熱意、そして情熱が強ければ強いほど、成功への確率は高い。強い思い、情熱とは、寝ても覚めても、二十四時間、そのことを考えている状態だ。

信頼関係は自分自身の心の反映だ。

たとえ、自分が損をしたとしても、人を信じていく。その中でしか、信頼関係は生まれない。信頼とは、外に求めるのではなく、自らの心の内にもとめるべきものなのだ。人生というのは魂の修行の場ではないかと考えている。苦難は魂を純化、深化させるために与えられている試練であり、成功もその人間がどこまで謙虚でいられるかを試すものでしかない。

新しい事業を始める際に、もっとも重要なこと

それは自らに「動機善なりや、私心なかりしか」と問うことだ。動機が善であり、実行過程が善であれば、結果を心配する必要はない。ものごとに筋が通っているか、すなわち道理に適っているかどうかを判断するためには、単に論理的に矛盾がないかということだけでなく、それが人としてとるべき道に照らし合わせて、不都合がないかという確認が必要だ。

人々を幸福にすることを働く目的にしている限り、現状に満足することはありえない。

人はインスピレーションを外に求める。しかし私は、内に求める。

自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、改良を加えていくと、想像もつかないような大きな革新を図ることができる。創造というのは、意識を集中し、潜在意識を働かせて深く考え続けるという苦しみの中から、ようやく生まれ出るものだ。決して単なる思いつきや生半可な考えから得られるものではない。

人は誰でも幸せに生きていける。

心のままに人生は存在するんだよ。

人を動かす原動力は、ただ一つ、公平無私ということだ。

天賦の才を決して私物化してはならない。むしろ、謙虚に、集団のためにその才能を使うべきなのだ。誰かと議論を行う際は、初めに相手の立場を考え、相手を思いやることのできる心の余裕が必要だ。そうすれば、互いの相違を乗り越えた、本当に建設的な議論ができる。

人間というものは、三毒(欲望、愚痴、怒り)にとらわれて日々を送っているような生き物です

人よりもいい生活をしたい、早く出世したい 。こういう物欲や名誉欲はだれの心にもひそんでおり、それがかなわないと。なぜ思ったとおりにならないのかと怒り、返す刀で、それを手に入れた人に嫉妬を抱く 。たいていの人はこういう欲に四六時中とらわれ、振り回されています。
したがって大事なのは、できるだけ「欲を離れる」ことです。三毒を完全に消すことはできなくても、それを自らコントロールして抑制するように努めること。この方法に近道はありません。

人間として普遍的に正しい判断基準とは、簡単に言えば公平、公正、正義、努力、勇気、博愛、誠実というような言葉で表現できるものである。

自分の心の中に、こうした人間として普遍的に正しい判断基準を確立し、それに従い行動することが成功への王道である。

人間の能力は、

未来に向かって限りなく伸びていく可能性を持っている

人間の能力は未来進行形で発展します。

たとえ今は実現できなくても、1年後、2年後に実現するつもりで努力を重ね、勉強をすれば必ず成長する。そのためにはまず、自分の能力が無限に発展すると信じることです。

人間は、たとえ年を取っても考え方は変えられる。

人間は多かれ少なかれ、世の中の役に立つべきであり、世の中の役に立つことをやるべきだという思いは昔からありました。

「世のため人のためになること」を成すのが、人間として最高の行為であり、自分の人生はそのためにあるのだと信じて生きてきたつもりです。それが私のいう「大義」です。事業の展開を図るときも、つねにこれをベースにして考えてきましたので、大義は私にとって非常に大切な言葉です。

人間は大きな命題を持って生きるべきなんです。

そして命題を持てば、生き方はおのずと変わってきます。

人間死ぬとき、地位も、名誉も、財産も持っていけない。

あの世へ持っていけるのは自分の魂だけなんです。魂が生まれたときに比べ、どれくらい美しくなったかということが、最も重要と考えるようになりました。

人生とは、自分自身が脚本を書き、主役を演じるドラマだ。

どのようなドラマを描くかは自分次第であり、心や考え方を高めることによって、運命を変えることができる。一日一日を懸命に生きれば、未来が開かれていく。将来を見通すということは、今日を努力して生きることの延長線上にしかない。

人生において「無駄な苦労」というものは、実は一つもありません。

なぜなら、苦労そのものが人間をつくっていくからです。

人生には、近道や魔法の絨毯は存在しない。

自分の足で一歩ずつ歩いていかなければならない。その一歩一歩がいつか信じられない高みにまで、私たちを運んでくれる。これが、夢の実現に至る、唯一確実な方法なのだ。

人生長丁場、好きな仕事でないと長続きしません。

しかし、まだ年端もいかない君が好きな仕事と思うのは、どんな仕事なんだい?それが本当に好きな仕事なのかい?

人生方程式

「人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力」

世のため人のためというきれいな心をベースにした思い、願望というのは必ず成就します。

逆に私利私欲に基づいた「濁った願望」は、いったんは実現できても一時的な効力で終わってしまいます。

成功する人と、そうでない人の差は紙一重だ。

成功しない人に熱意がないわけではない。違いは、粘り強さと忍耐力だ。失敗する人は、壁に行き当たったときに、体裁のいい口実を見つけて努力をやめてしまう。

生涯を通じて打ち込める仕事を持てるかどうかで、人生の幸不幸が決まります。

まず、働く意義を見つけることです。

盛和塾でもよくいっているのですが、いろいろな交渉などで簡単に妥協してしまう経営者がいますが、そういう人は信念が希薄だから妥協してしまうのです。

なぜ、信念が希薄なのかといえば、それは大義を考えていないからです。つまり、簡単に要求を呑んで妥協してしまうのは、「この厳しい交渉を一刻も早く終わらせたい」という、経営者の私心にすぎません。相手が利己的なのではなくて、経営者こそ利己的なのです。

精神主義かもしれませんが、

「みんなのためなんだ」と周知徹底することは改革を進める上で何より重要。

製品には、つくった人の心が現れる。

粗雑な人がつくったものは粗雑なものに、繊細な人がつくったものは繊細なものになる。「製品の語りかける声に耳をすます」くらいに、繊細で集中した取り組みで、製品をつくり上げるようにしなければならない。

先入観に基づいて経営を行ってはならない。

枠にとらわれない「心の自由人」でなければ、クリエイティブな発想も高い利益率も達成できるはずがない。

禅の世界では、座禅を組むことと一生懸命に仕事をすることは同じです。

妄想雑念を振り払い、ひとつのことに打ち込み、働く。その中でこそ、人格、魂が磨かれると教えているのです。生涯を農村復興に捧げた二宮尊徳があそこまで人格を高められたのも、なるほどそのためだったのかと。

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素晴らしいチャンスは、ごく平凡な情景の中に隠れている。

しかし、それは強烈な目標意識を持った人の目にしか映らないものだ。成功に至る近道などあり得ない。情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続ける。このいかにも愚直な方法が、実は成功をもたらす王道なのである。

創造的な仕事とは、高度な技術を開発するということばかりではない。

今日よりは明日、明日よりは明後日と創意工夫をこらし、改良、改善を積み上げていくことである。一人ひとりが自分の持ち場で、もっと能率の上がる方法はないか、昨日の欠点をどうしたら直せるか、考える習慣をつけることだ。

創造的な領域では、基準とするものがない。

真っ暗闇で嵐が吹きすさぶ海原を、羅針盤も持たず航海していくようなものだ。そのような創造の領域では、自分自身の中に羅針盤を求めて、方向を定め、進んでいかなければならない。

早く言えば売上から費用を引いたものが利益だから、

売上を最大にして経費を最小にすればいい。そうすればいろいろな種類の利益もすべて問題なく増える。

他人から「してもらう」立場でいる人間は、足りないことばかりが目につき、不平不満ばかりを口にする

しかし、社会人になったら、「してあげる」側に立って、周囲に貢献していかなくてはならない。 そのためには人生観、世界観を180度ひっくり返さなければならない

他人に良かれと動き、仲間のために汗をかくとき、売上は爆発的に伸びる。

多くの事業家は、自らの才覚と能力に頼る。

しかし、それでは一時的に成功したとしても、自分自身の才覚におぼれ、事業が長続きしない。事業を成功させ続けるためには、心を高め、徳のある人格を築き上げていかなくてはならない。

大きな判断を誤れば簡単に会社力破綻する時代です。

かといって怖がって何もしなければ会社がジリ貧になっていくだけです。同じことを続けていくだけではリーダーとは呼べないでしょう。

大学を出ているから「知識」は十分あるんだろう。

通信事業をやってきたのだから「見識」もあるんだろう。だけどおまえには「胆識(たんしき)」がない。物事を決めるときには知恵だけじゃダメなんだ。本当にそれを自分がやりたいと思う。もしくはやらないといかんと思う。そして、そのためにはどうやればいいのか。それを考え抜いたうえで発言しろ。

値決めは経営である。

経営者が積極的であれば、積極的な価格になるし、慎重であれば、保守的な価格になる。値決めの目標は、お客様が喜んで買って下さる最高の価格を見出すことだ。値決め、それは経営者の能力と、経営哲学の反映だ。

長い人生の旅路では、失望や、困難、試練の時がなんどもある。

しかし、それは、自分の夢の実現をめざし、すべての力を奮い起こして誠実に努力をする、またとない機会でもある。天は誠実な努力とひたむきな決意を、決して無視はしない。

長年の行いの結果、尊敬を受けるようになる人は本当に少ない。

それはその間に、経営者の心が変わってしまうからでしょう。

天職とは出会うものではなく

自らつくり出すものなのです

努力には限度がない。

限度のない努力は本人が驚くような偉大なことを達成させるものである。自分の中にある既成概念を壊さなければならない。壁を破り、一線を越えることによって、成功に至る。この壁を突破したという自信が、さらに大きな成功へと導いてくれる。

土俵の真ん中で相撲をとるべきだ。

余裕が充分あるうちから危機感を持ち、必要な行動を起こさなければならない。これが安定した事業を行う秘訣だ。
楽観的に構想を練り、悲観的に計画し、楽観的に実行する。利益を追うのではない、利益は後からついてくる。

働くとは自分を磨くことであり、自分の人生と仕事を別々にとらえるのはおかしい

同じ夢を追求し続けていると、その夢はどんどん鮮明で、細かいとこまでわかるようになり、ついにはカラーでみえるようになります。

それがビジョンです。そういう心理状態になった時、私は自分のビジョンが実現することがわかるのです。

日本はあまりにも平穏で豊かになりました。

親御さんも優しいので、子どもは働かなくても生きられます。でも本当は逆境に陥れて、そこから自力ではい上がらせる、そういう状況にしなきゃいけない。皆を奮い立たせるには、逆境に追い込まないといけないと思います。

日本は今後、少子高齢化が進んで人口が減少していきます。

そういう中で、これまでのような経済発展を求めるのは非常に難しくなると思うんです。そんな中でも日本が未来に残さないとならんものというのは、日本人の美徳といいますか、親切心やおもてなしの心、礼儀正しさといった人間性です。

日本は非常に成熟し、博愛の念や弱者への思いやりも強まっています。

国民は生活保護法などで手厚く保護されるようになりました。しかしそれが、「何くそ」という思いで生きる人を阻む要因になっているのかもしれません。非常に逆説的な結果ですが。

能力を未来進行形で考えなければならない。

あえて自分の能力以上の目標を設定し、自分の能力を高い目標に対応できるようになるまで高める方法を考えるのだ。夢を現実に成就させるためには、強烈な意志と熱意が必要となる。「こうありたい」「こうすべきだ」という強い意志は、その人の奥底にある魂そのものからほとばしり出るものでなくてはならない。

買収や合併とは、全く違う文化の違う企業が一緒になることであり、企業間の結婚のようなものである。

したがって、最大限相手のことを思いやる必要がある。

売上の10%くらいは税引前利益がなければ事業とはいえない。

百年に一度という大変革期に巡り合わせたことを大変な幸運と思おうではないか。

このチャンスを大事にして、成功に向けて一丸となって燃えよう。

不運なら、運不運を忘れるほど仕事に熱中してみなさい。

部下を叱ればいいというものではないし、褒めればいいというものでもない。

経営者の目的は、組織を正常に機能させること。そのためには優しさと厳しさの両面が必要だ。

平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。

忙しい毎日を送っている私たちは、つい自分を見失いがちである。

そうならないためにも、意識して反省をする習慣をつけなければならない。反省ある人生を送ることにより自分の欠点を直すことができ、人格を高めることができる。

目的に向かって進んでいく人、挫折を重ねていく人、

そして、だらだらと一生を終えてしまう人の一番大きな差は、願望の強さなのです。

揺るぎない信念はいかにして身につけることができるのかといえば

それは逆境のなかで辛酸を嘗めるような苦労を経験をすることでしか身につかないと、私は思います。

利益を最大に、経費を最小に。経営とは簡単なことだ。

売上を最大限に増やし、経費を最小限に抑えることによって、利益を最大にするという、最もシンプルな原則に基づいて事業を経営することだ。

利益を最大化することが大事や。

それには、常に創造的な仕事を行うことで売上を最大化して、経費を最小化すること。そうすれば利益は最大化していくのや。

利己と利他はいつも裏腹の関係にあることです

つまり小さな単位における利他も、より大きな単位から見ると利己に転じてしまう

心が充分に強くなければ、

我々は容易に自分の才能の奴隷になってしまいます。

長い目で見れば

目標を課し、規律をもって鍛える厳しい上司によって、部下ははるかに伸びていく。

日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、

情熱だけが新しい時代を開く事が出来るのです。

夢を持つことを忘れてはいけません。

大胆になるのです。夢に酔うことは決して罪悪ではありません

優れた経営者とは、

顧客に利益をもたらすことができる人のことである

感謝の心が幸福の呼び水なら、

素直な心は進歩の親であるかもしれません

★稲盛会計学 7つの基本原則

1 キャッシュベース経営の原則

「キャッシュベース経営の原則」とは、「お金の動き」に焦点をあてて、シンプルな経営を行うことである。現代の会計学では、複雑化する一方であり、経営の実態がわかりにくいものになっている。経営の実態を正しく伝えるという会計の原点に戻るなら、もっとも重要な「キャッシュ」に着目して、それをベースにして正しい経営判断を行うべきである。

2 一対一対応の原則

会社経営においては、必ずモノとお金が動く。その時、モノまたはお金と伝票が、必ず一対一の対応を保たなければならない。この原則を「一対一対応の原則」と呼んでいる。この原則を徹底することによって、毎日の伝票の数字の積み上げが、そのまま会社全体の実際の姿を映し出す数字になる。

3 筋肉質経営の原則

企業を人間の体に例えるなら、ぜい肉(ムダな資産等)のまったくない健全な「筋肉質の企業」をめざすべきである。そのことを「筋肉質経営の原則」と呼び、京セラ会計学のバックボーンと位置づけている。

4 完璧主義の原則

「完璧主義の原則」とは、妥協を許すことなく、あらゆる仕事を完璧にすることを目指すものであり、経営において実践すべき基本的な姿勢である。特に会計においては100%正しい数字が求められる。

5 ダブルチェックの原則

「ダブルチェックの原則」は、経理のみならず、あらゆる分野で、人に罪をつくらせない「保護メカニズム」の役割を果たす。伝票処理や入金処理を一人ではなく必ず複数の人間でチェックするというダブルチェックのシステムは、業務の信頼性と、会社組織の健全性を守ることになる。

6 採算向上の原則

企業会計にとって、自社の採算向上を支えることは、もっとも重大な使命である。京セラでは「アメーバ経営」と呼ばれる小集団独立採算制度を用いることにより、全従業員が採算の向上に貢献している。

7 ガラス張り経営の原則

経営者と社員の信頼関係を構築するためには、会社の置かれている状況を包み隠さず社員に伝えることが必要であり、経営を「透明」なものにしなければならない。経営トップだけでなく、社員にも自社の状況がよく見えるようにすることが大切である。
さらに、会社は、株主、投資家などの外部の関係者に対しても、自社の状況を正しく伝えなければならないだけに、外部に対するフェアーなディスクロージャーが不可欠である。

(引用「稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より)

稲盛経営12ヵ条

(1)事業の目的、意義を明確にする

公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

(2)具体的な目標を立てる

立てた目標は常に社員と共有する。

(3)強烈な願望を心に抱く

潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

(4)誰にも負けない努力をする

地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

(5)売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える

入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

(6)値決めは経営

値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

(7)経営は強い意志で決まる

経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

(8)燃える闘魂

経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

(9)勇気をもって事に当たる

卑怯な振る舞いがあってはならない。

(10)常に創造的な仕事をする

今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる。

(11)思いやりの心で誠実に

商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。

(12)常に明るく前向きに

夢と希望を抱いて素直な心で

(引用「稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より)

従業員をやる気にさせる7つのカギ

1. 従業員をパートナーとして迎え入れる

自分と一心同体になって仕事をしてくれる「パートナー」-ともに経営の責任を負う共同経営者として従業員を迎え入れることが必要です。

2. 従業員に心底惚れてもらう

経営者は、社長であるあなたに惚れ込み、どこまでもついてきてくれる従業員をつくり、彼らを幸せにしていかなければならないのです。

3. 仕事の意義を説く

従業員は、自分のやっている仕事に意義を見出せば、気持ちが高ぶり、持てる力を最大限に発揮してくれるはずです。

4. ビジョンを高く掲げる

すばらしいビジョンを共有し、こうありたいと従業員が強く思えば、夢の実現に向かって、どんな障害をも乗り越えようという強大なパワーが生まれてくるのです。

5. ミッションを確立する

従業員のモチベーションを揺るぎないものにする。それが、「ミッション」です。会社の使命や目的を明らかにして、それを従業員と共有します。

6. フィロソフィを語り続ける

高邁な企業の目的を追求していくためには、「私はこういう考え方で経営をしていくつもりだ」ということを皆に話して、それを共有していかなければなりません。

7. 自らの心を高める

経営者は、しっかりとした哲学を学び、自分の器を大きくするように努めるべきです。

(引用「稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より)

六つの精進

「努力」「謙虚」「反省」「感謝」「善行」「感性」

(引用「稲盛和夫 OFFICIAL SITE」より)


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